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洋書の多読で英語に親しむ♪

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オリガ・モリソヴナの反語法 

オリガ・モリソヴナの反語法
作:米原万里

チェコのソ連大使館付学校でダンスを教えるオリガ・モリゾヴナ、そしてフランス語を教えるエレーナ。1960年、当時12歳だった志摩は、二人の謎めいたオールド・ファッション・コンビに惹かれていたが、日本に帰国。それから30年以上が経ち、志摩は再びロシアを訪れ、当時親友だったカーチャと共に二人の謎に迫る。調べるうちに二人の壮絶な人生と、1930年代にスターリンによって行われた大粛清の実態が明らかになるのだった・・・。

ロシア語通訳者でもある著者による綿密な調査を元に作られたフィクション小説。一度読み始めたら止まらない読み物です。物語として面白いだけでなく、社会主義国・ソ連の歴史を知る上でも興味深い作品です。ソ連に興味がなくても、この本を読めばきっと興味が沸くこと請合います!

それにしても1937年~1938年に行われた大粛清は、銃殺・獄死・餓死などを合わせて2000万人以上の犠牲者が出たとも言われています。この大粛清の犠牲にならなかった家族はいないとも言われるほど。秘密警察(KGB)が市民の生活を監視し、政治的な反分子と疑われる者だけでなく、個人的に嫌われた者も収容所送り、または銃殺されることが多かったそうです。恐ろしいですね~ブルブル。しかし、当時、海外では、鉄のカーテンに包まれていたソ連の実態を知る者は殆どおらず、スターリンの死後、フルシチョフによるスターリン批判演説で、ようやくこの恐ろしい実態が明らかになったそうです。このような歪められた社会主義の構造、そして、独裁的な権力に誰も立ち向かえなかった人間の心理に、非常に興味があります。
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この記事に対するコメント

おもしろそうだ・・・

最近、和書も復活しています。朝鮮王朝ものがマイ・ブームです。でも数が少なくて(^_^;)
これも面白そうな本ですね!洋書で財政逼迫しているので図書館でお願いしてみようかな♪
こんな過酷な運命を背負ったソ連を亡命したアシュケナージの自伝も読んでいてゾッとしましたよ。もう今は出版されてないかも・・・。

URL | 雫 #7cFgV8.c

2005/11/14 21:44 * 編集 *

面白いっすよ~

これ、本当に面白かったです!(ちなみに私も図書館で借りました^^;)
雫さん、米原万里さんに興味をもたれたら、是非「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」もどうぞ♪これもオススメです。確か賞もとっていたはず。チャウシェスク政権下のルーマニアなどが舞台になっています。
朝鮮王朝ものも面白そうですね~。基本的に歴史関係の小説は好きなんです。アシュケナージの自伝、かなり気になるので、図書館で探してみまーす♪

URL | 有希 #m6pSOb.I

2005/11/14 21:58 * 編集 *

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